6月19日 らく次・志らべ”先に”真打になるのはどっちだ!?

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6月19日 らく次・志らべ”先に”真打になるのはどっちだ!? 志らく 19:00
渋谷区文化総合センター大和田さくらホール
しらら師匠とこしら師匠が思いっきりの普段着で前説
「E・T」#立川志らべ
「タクシードライバー」#立川らく次
「天国から来たチャンピオン」#立川志らく
志らべさんのユーモア 古典落語の"時そば"や"青菜"の行で私のハートはフッキング。八百屋の遺伝子組み換えネタや政治的イデオロギーをちりばめる随所のくすぐりセンス、志らべさんに一票をと決めたのだが…
子別れが下地にあるET、父と再会する3~4ヶ月前が設定。エイリアンを天狗に置き換えてある根多
親天狗からはぐれた子天狗を亀ちゃんが助ける。ここの鍋焼きうどんを食べる件で、「時そば」に入りそうになる。長屋に隠れていた子天狗は鍋焼きうどんを食べたがっていた、しかし亀ちゃんはおにぎりを持っていく(鍋焼きうどん味ではない)。金ちゃんと金ちゃんの妹も加わる。
*妹の飼っていた小鳥が死んでしまうが、子天狗の葉団扇をかざし生き返らせる
*祭りの夜に天神ノ森へ子天狗を連れていくが、嵐に遭い亀と子天狗ははぐれる
*亀は風邪をこじらせたので金ちゃんが子天狗を探しにいく。大きな岩の陰で子天狗を発見、しかし瀕死の状態。
*医者の介護も虚しく子天狗は死んでしまう。しかし亀が葉団扇をかざし子天狗は生き返る。
ここで「くらまから~」の再び古典の「青菜」へ入りそうになる。
*八百屋に手伝ってもらい、亀、金ちゃんと妹は、子天狗が扇ぐ葉団扇で月に向かって飛んでいく
まさにETのあのシーンがはっきりと目の前に浮かんだ。
*親天狗と再会する。最後に子天狗は亀に鼻を触らせる。すると子天狗は、亀と父の再会を予言する。
おっかさんは一人で立派な亀を育てて鼻が高いだろう「おっかさんも天狗だ」のサゲ
志らく師匠の総評
30分の時間配分を、最初に子別れ15分やるべき、その後にETに入れと。
ETはわかりやすいネタなので有利なはず

じゃんけんで勝った後発のらく次さん。恐ろしく流暢な落語、心地よいリズムに完全にヤられた。甲乙付け難く迷った挙句、私の一票はらく次さんに。
デニーロ扮するベトコンがアメリカでの生き辛さを描いたタクシードライバー
*江戸から明治に移行する時代、サムライたちの葛藤を描く。何が文明開化だ!
*侍シンザブロウは困り俥屋になる、客に地獄へ行けと、、、昔の良き吉原を懐かしみながら。
*シンザブロウはこひさと出会う、家まで隠れながらついていってしまう。怪しんだこひさは男を呼んでシンザブロウを追い払おうとする(男はビビってシンザブロウの俥に客として乗り込んだだけ)。
*シンザブロウはおひさに歌の稽古をお願いする。友達になる。祭りに誘い「牛女」を見ようとするが、おひさは気持ち悪がって逃げていく。
*逢おうとしないおひさに、シンザブロウはつきまとう。
*羅生門河岸鬼六の店、吉原に行ったシンザブロウは幼い女郎に助けを求められる。しかし女郎は戻される。
*間男と浮気している女、亭主は殺しに行く。
*いつかの侍が俥に乗ってくる、極楽へ。今度は吉原が極楽と。侍なら切って切って切りまくれと言われる。
*再び鬼六の店に行き、いつかの女郎「お花」を助けようとするが、冷たくあしらわれる。
*シンザブロウは髷を結って(ここがタクシードライバーのモヒカンシーン)伊藤博文を切りに行くが、いなかったので鬼六の店へ
*シンザブロウは返り討ちにあうが一命をとりとめる。幼い女郎のお花を救った侍として讃えられる
*また俥屋に戻るとコヒサが俥に、「あの、ちょいと、ありがとうございます。お侍さん」のサゲ
サゲの真意がわからない。私の聞き間違いかも。
志らく師匠の総評
ベトコンがアメリカ社会に馴染めないドロドロした感情、対してサムライ達の時代背景に対するドロドロとした葛藤があるのだ。シンザブロウの狂気が描ききれていないから映像が浮かんでこない。
タクシードライバーは理解されにくい難しいネタ。

仲入り

「たがや」がベースの「天国から来たチャンピオン」
隅田川上流が老舗の「かぎや」下流が新興勢力の「たまや」
たまやの親方はタツキチに世代交代をしたいが、タツキチは馬にはねられて死んでしまう
*神様の手違いによる寿命とは違う死だったとして、死神と相談してタツキチは幽霊になる
タツキチが生前からの口癖、志らく師匠得意の「あうっ!あうっ!」が全編を通してのキーポイント
*近江屋トクベエは、女将と番頭に毒殺されそうな時に、タツキチはトクベイの体にのり移る
*長屋の連中から店賃の相談をされ、太っ腹なタツキチは「ゼニはいくらでもある!」と店賃を半分にしてしまうという
*お玉ちゃんのために花火を作りたい(お玉ちゃんとの出会いは?トクベエ(タツキチ)の綺麗な目に惹かれた?この辺りのエピソードあたりはうろ覚え)
*トクベエとなったタツキチは、親方にあって事の顛末をはなし、近江屋の仕事をそっちのけで花火を作り始める
*閻魔様にタツキチの経緯がバレて、あと5日後にトクベエは死ぬことになる。痛いのが嫌なら今のうちにトクベエから出ろと言われるが
*お玉に会って、もしも俺が死んでもたまやの花火職人が今度は俺だと言い聞かせる
*予告通り刺されて死んだトクベエ、タツキチは死にそうな花火職人ヨシゾウにのり移るが、記憶は消される。
(若いヨシゾウがどうして死にそうなのか、なぜ記憶が消されるのかは酔っ払っていたので忘れた)
隠し玉の花火をもう一発、これが上がるところで
*お玉とヨシゾウがぶつかるが記憶を消されたヨシゾウは気付かない、お玉はタツキチの綺麗な目を花火職人のヨシゾウの目にみた
*ヨシゾウ「お前さんの名前は?」「お~玉~~~!」のサゲ
ちゃきちゃきの江戸っ子の純粋さを演じさせると、本当に志らく師匠は上手いな~と感じる。当たり前だけど二つ目や若手真打とは別格過ぎる。
この噺の面白さに輪をかけて、シネマ落語特有のダイナミックなストーリー展開がベースにあるから、感動で最後は泣けた。

結果は、志らべさん208票、らく次さん236票という僅差の試合でした。
志らく師匠の完全無欠な一席のあと、辛口な総評に会場全体がうなづいていた。

#落語#らくご#立川流
#シネマ落語 #渋谷総合文化センター大和田

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Author:ヤプールアー
釣りより落語blogになりつつある

トップウォーターでブラックバスを釣ってます
カヤック、フライフィッシングなど
「ヤプー」という不細工でいやらし~ルアーをつくっています
「ヤプー」とは「家畜人ヤプー」からこっそりいただきました
そして本業を疎かにしてまで水面へ・・・都内を脱出して霞水系、房総半島へ・・・


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